ボツリヌス療法
ボツリヌス療法
ボツリヌス療法(ボトックス注射)について
ボツリヌス療法(ボトックス注射)とは、脳卒中等の後遺症が原因で手足の筋肉のつっぱりが持続的に高くなっている部位に対してボツリヌストキシンと呼ばれる薬を注射する治療法です。
対象となる疾患は、眼瞼痙攣、片側顔面痙攣、痙性斜頸、上下肢痙縮、腋窩多汗症で、保険適用にて行います。
ボツリヌス菌そのものを注射するわけではないのでボツリヌス菌に感染する心配はありません。
▽対象疾患
- 眼瞼痙攣…まぶたの痙攣
- 片側顔面痙攣…片側に起こる顔面の麻痺
- 痙性斜頸…首や肩のまわりの筋肉が不随意に収縮することにより首が曲がったりする症状
- 上下肢痙縮…脳卒中、頭部外傷、脊髄損傷などが原因の手足のつっぱり
- 腋窩多汗症…重度のワキ多汗症
ボツリヌス療法の効果
- 手足の筋肉がやわらかくなり、動かしやすくなることで日常生活の動作が行いやすくなる。
- 関節が固まって動きにくくなったり、変形するのを防ぎます。
- 介護の負担が軽くなります。
- リハビリテーションが行いやすくなります。