頭のけがについて
頭のけがについて
頭のけがをした人を観察するポイント
頭のけがをした人を見る時のポイントは、けがをしている人を観察して、下記のような症状が見られるかどうかです。これらのどれかに該当する場合は、急いで救急車を呼びましょう。いずれにも当てはまらないようでしたら、慌てず普通に脳神経外科を受診してください。
- 意識が無い
- 大きな傷や大量出血がある
- 容体がどんどん悪化している
頭部外傷について
頭に外力が加わって障害が生じた状態を総称して、「頭部外傷」と言います。
頭部外傷は、皮下血腫(いわゆるたんこぶ)と皮膚の切り傷、頭蓋骨の骨折、脳のけが(脳挫傷やくも膜下出血など)――の大きく3種類に分けられます。
こんな症状なら脳神経外科を受診
軽い頭部外傷では痛みが走るだけで、特に治療の必要はありませんが、下記のような症状を伴う場合には、脳神経外科を受診しましょう。
- 吐き気がし、嘔吐を繰り返す
- 頭痛がどんどんひどくなる
- 意識が朦朧としている
- 手足が動きにくい
- 物が見えにくい
- けいれんを起こす
- 出血がひどい
- たんこぶが良くならない
- 耳や鼻から、血液混じりの水が出た など